(解き方のコツ) 図形問題は手を動かせ
ブログFROM 笠井伸春
ちょっと前のことですが、
こんな小学6年生のAさんがいました。
「三角形」などの単元テストはできるけど
応用問題やいくつかの単元を
同時に出される総合問題になると
とたんに解けなくなる・・・
小中学生によくあることです。
たとえば、この図形の総合問題。
四角形ABCDは正方形
△EBCは正三角形のとき、
aの角度を求めよ
Aさんは「難しすぎるでしょ」
と考えるのをやめてしまったんですが・・・
あなたのお子さんは解けますか?(小6~)
一見、複雑そうでも
それぞれの条件を書き込んでみると・・・
(正方形は、4辺が等しく、全部90度
正三角形は、3辺が等しく、全部60度)
と書いていって、
角aを含む△CEDを見ると・・・
あ、二等辺三角形で、角度が1つわかっている、と気がつきますね。
二等辺三角形の性質は「底角が等しい」なので
△CEDで(180-30)÷2=75
正方形、正三角形、二等辺三角形の
性質を覚えていればできるはずの問題でした。
各単元のことはわかっていたAさんですが
頭の中だけで解こうとしたから難しくなったんですね。
算数、数学は
頭の中だけで考えずに
条件を書き込みながら思考すると
なんだ、そういうことかと解けることがよくあります。
もし、応用や総合問題が苦手なら
頭だけで考えようとしているのが原因かもしれないですね。
とりあえず、知っている性質を書き込んでみること。
図形問題を解くコツ、身につけるといいですね。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること