子どもが本好きになる方法
ブログFROM 笠井伸春
「活字を読まない生徒が多くなりました。
知識をどこで得るかというと
YouTubeとかの映像ばかりで
活字に抵抗感がある子が多いです。
マンガさえ読まない子もいるんですよ」
先日、ある先生から
出てきた話題です。
あなたやお子さんはいかがでしょう?
僕ら親世代のときとは違うにしても
活字に触れる習慣、
学習には大事ですよね。
本好きな子は
小さいときに
親からの読み聞かせが習慣だった
という場合が多いと思います。
でも、もう読み聞かせできるほど
小さくないし、今からでは遅いのでは
と思っていませんか?
小学高学年や中学からでも
本を読むようになった、
または活字から思考する力が上がった例が
2つあるので何をやったかを紹介したいと思います。
1. 子どもが熱中していることについての本から
興味を持っている分野の本なら
自分から読むでしょう。
たとえば、
野球がうまくなりたい、という子なら
野球のノウハウ本や専門誌など。
イチローとか有名な選手の
ストーリーなどの本もいいですね。
どうしても本が苦手な場合は
マンガでもいいと思います。
YouTubeやネットでも
ノウハウやニュースは見つかりますが
ネットの情報は断片的です。
体系的にまとまっている本には
かなわないです。
興味を持っている分野なら
無理なく読めるので
徐々に漢字や語彙力もついていきます。
活字への抵抗感がなくなってきたら
他の分野にも広げていきやすくなります。
2. 子ども向けの新聞から活字に触れる
福井で一つあげるなら、
福井新聞の「子どもタイムズ」「中高生タイムズ」がおすすめです。
人は本能として、新しいものに興味があります。
それが読む動機になりやすいです。
それに子どもタイムズだと
ニュース以外にもクイズやパズル、マンガなど
子どもが興味を持ちやすいものが多いです。
ネットの散らかった情報よりも
選ばれた質の良い情報に触れられるので
興味を持てる分野が広がっていくきっかけにもなると思います。
自分から読もうとしないなら、
こんなことが書いてあるよ、と
話題にするところからはじめるといいですね。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること
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