間違った勉強法 英語教室のテストに受かりません・・・
ブログFROM 笠井伸春
少し前、小学生のお母様から
英語教室に通っているが、
困っていることがある、という相談を受けました。
英語教室から受けるように言われたテスト、
友だちはみんな受かっているのに
1人だけ不合格。
もう何度も受けていて
本人ももうイヤだと言っている
とのこと。
どうやって勉強しているのか、
普段の勉強の様子を見せてもらいました。
すると、、、
CDを聞いて
答えの番号を選ぶ、という
模擬テストを
本番と同じように
繰り返していました。
聞く
↓
何を言っているのかわからないまま
適当に番号を選ぶ
↓
答え合わせ
↓
もう一度やる
(繰り返し)
これに似たことをしていませんか?
これでは
答えの番号を覚えるだけ。
本番は違う内容でしょうから
歯が立ちませんね。
本人はがんばった、と思うかもしれないですが、、、
やる前とやった後で
知識や知恵が変わっていないので
これは「学習」ではないです・・・
じゃあどうすればいいかというと
インプット9、アウトプット1
本番形式の練習はアウトプットですね。
アウトプットはインプットした後。
最後の確認程度でOK
学習の基本は、インプットです。
ひたすらにインプットしてください、とアドバイスしました。
この場合のインプットは・・・
問題文じゃなくて
解説の英文を見ながらCDを聞く
↓
英文を見ながら発音する
↓
意味を解説を読んで確認する
↓
知らない単語は調べる
↓
理解できたら、
英文を見ないでCDに続いて発音してみる(シャドーイング)
↓
英文を覚えるくらいに
自分でスラスラ読めるまで繰り返す
↓
次の学習日に
前回の復習してから次に進む
学習方法を変えて
しばらく経ちましたが
学習の効率がまったく変わり
以前より楽しくできているようです。
きっと次は受かるでしょう。
他の教科でも
勉強はインプットが大事。
間違った勉強法で
わからないからやりたくない
というもったいないことになっていませんか?
学校の宿題についても
わからないから答えを写しています、
という相談を受けます。
出さないと怒られるので
本人も仕方ないところかもしれないですね。
でも、それくらいなら
答えを見ながらでもいいので
教科書のインプットをした方が
何倍も本人のためになる学習です。
正しいやり方で
わかった、できる、やる気になる
という好循環のサイクルに入ってほしいですね。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること
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