冷静に穏やかに
ブログFROM 笠井伸春
僕が担当した生徒の初回授業でのこと。
ヴィ〜、ヴィ~、ヴィ~
5分後
ヴィ~、ヴィ~、ヴィ~
床に置いてある生徒のスマホが振動してます・・・
LINEの通知のようで、
電源を切ってなかったんですね。
本人は気にしてない風ですが、
たぶん、一人で勉強するときもつけっぱなしでしょう。
でも、集中を邪魔する原因はない方がいいですよね。
「一度、集中が途切れると
集中した状態に戻るのに
何倍も時間がかかるよ。
サイレントモードって知ってる?」
穏やかに説明して
次回から改善できました。
これに限らず、
子どもを見ていて注意したいことってありますよね?
おしゃべりが多かったり、
机の上がぐちゃぐちゃだったり、
テレビ見ながら勉強してたり、
・・・
僕は家族以外の人間なので、
自然に穏やかに接することができますが、
これがわが子だったらどうでしょう?
「こら!なにやってるの!
○○しなさい!」
と感情的に怒りたくなることはないですか?
ときおり、ご家庭で面談していると、
子どもを高い声で感情的に叱るお母さん・お父さんがいます。
でも、それは逆効果。
親を軽く見るようになってしまいます。
大人でもそうですよね。
社内の上司でも、友人関係でも、
すぐ感情的になる人の言うことを
あなたは素直に聞けますか?
たぶん、人は大人でも子どもでも
すぐ感情的に接している人を尊敬できないんだと思います。
無意識的に。
で、親の言うことを聞かなくなる
↓
ますます激しく怒るようになってしまう・・・
↓
ますます親を軽視して反発する
という悪循環。
誰にとってもいいことはないですね。
まずいことがあるなら、
子どもも一人の人間として
冷静に理論を持って
穏やかに知らせてあげること。
冷静で穏やかな人のことは
無意識的に尊敬するようになります。
尊敬する人の言うことは
聞こうと思うようになりますから。
お互い気をつけていきましょう。
それでは、
今日も実りある1日を。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること