「分かった?」は意味がない。解説した内容の理解度の確認方法
ブログ笠井です。
今日は午前中は友人の会社の職業訓練の講師を務め、
午後からは面接3人、自分の授業一人。
家庭教師希望の3人はいずれも福井大学医学部の学生。楽しみです。
さて、
それで はじめて家庭教師をする学生講師の先生からよく受ける質問があります。
「生徒が理解しているのかが分からない場合、どうしたらいいですか?」
説明して、「分かった?」って聞くと曖昧な返事なのでどうすればいいのか、ということですが・・・
まず、知っておいてほしいのは
【生徒に「分かった?」と聞くことにはほとんど意味がない】
ということです。
では、どうすればいいのか?
解説した内容の理解度の確認方法として、 次の2つの手法を使うように伝えています。
1.「ポイントを説明してみて」
などと聞いて、生徒の口で解説してもらう
→この質問を頻繁に使うことで、普段から聞く習慣がつきます。
最初は答えられないのでもう一度解説してから聞きます。
2.類題を解いてもらう
→これは当然やっていますね?
「分かった?」と聞いてみても、自己判断できないですよね。
仮に「分かった」という答えが返ってきてもこれも鵜呑みにせずに
上の2つの手法を使って確認してみてください。
確実に理解につながりますので。
>> 笠井伸春ブログ一覧 <<
◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること