冬休みの宿題、答えを写しています・・・
ブログFROM 笠井伸春
冬休み、ですね。
受験生なら総仕上げ。
1,2年生もこの学年でやってきたことを復習するチャンスです。
で、お家の方から聞くことのある相談のひとつ。
「冬休みの宿題、答えを写しています」
まず、
答えを写すことは必ずしも悪いことではないです。
学習の目的は、
内容を理解すること、覚えること、ですよね?
極論を言えば、丸付けするときに答えを覚えてしまえばいい。
(もちろん、問題の意味もわからず
答えの言葉だけ覚えても意味ないですが)
意味を理解して、
テストなど再現すべきときに再現できれば
きちんと覚えたことになります。
宿題を写す、写さないは表面的なことです。
「次はできるようなるんだ」
という目的意識があるかないかがすべて。
冬休みの宿題を活用したいなら
次の方法をおすすめします。
問題を読む
↓
わからなければ調べる(調べてわかった問題は印をつけておく)
↓
その日のうちに丸付け
(丸付けしないで寝ると、間違った答えが長期記憶になってしまうかも)
↓
できなかった問題、自信がない問題は
チェックして後日復習できるようにする
特に復習したい問題は、
問題をコピーして間違い直しノートに貼りましょう。
となりに解説・解答も書いておき、
後日、解答を隠してできるかどうか、セルフチェックします。
自分の間違い直しノートは
テスト前に見直すには最高の復習ノートになります。
普段の勉強全般でも言えることですが、
何百ページ書こうが、
どんなに手が疲れようが、
覚えていなければ「学習した」とは言えません。
学習とは、
理解できていないところが理解できたり、
覚えていなかったことを覚えたりすること。
たとえば、
英語は音読が大事なんですが、
宿題としては形に残らないので
やらない子が多い・・・
書くときにつぶやくだけでも学習効果が上がります。
宿題の答えの欄を
正しく埋めたか、書いたか、ということより
「できるようになること」
を意識するようにしましょう。
それでは、
今日も実りある1日を。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること