テストの結果が返ってきたら、まず親ができること
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テストの結果が返ってくると、ドキドキしますよね。
「今回はがんばってたから期待してたんだけど…」
「思ってたよりも悪くて、本人も落ち込んでます…」
そんなお声を、保護者の方からよく聞きます。
テストというのは、結果がはっきり数字で出てしまうもの。良くても悪くても、子供も心の中ではいろんな感情を抱えているはずです。
今日は、そんなテスト後の今だからこそ大切にしたい、親目線での関わり方についてお伝えしますね。
結果に一喜一憂する前に、まずは「受け止め方」を整える
テストの点数を見ると、つい口から出てしまいませんか?
「なんでこんなミスしたの?」
「次はもっと頑張ってもらわないとね」
お気持ちはよくわかります。
でも、実は子供自身も「ヤバいな」と感じていることが多いです。
だからこそ、まずは「今回、よくがんばったね」と声をかけてあげること。
失敗したときほど、親に見守ってもらえる安心感が大きな支えになるんですね。
大切なのは、「点数」より「振り返り」
テストの価値は、結果そのものより「そこから何を学ぶか」にあります。
たとえば、こんなふうに子供に聞いてみてください。
- 「今回、どの教科が一番手応えあった?」
- 「準備期間、何をやったときが一番身についたと思う?」
- 「次、ここを工夫したらよさそうってところある?」
このように、未来に向けた振り返りができると、失敗が貴重な経験になります。
逆に、点数だけを責めてしまうと、「どうせまた怒られる」とテスト自体への苦手意識が強くなってしまうことも…。
テストはあくまでも通過点。反省の中から「次はこうしてみよう」と自分で気づけるような声かけが、何より大事ですね。
間違い直しは“知識の宝さがし”
点数にばかり目がいきがちですが、「どこでミスしたか」にはたくさんのヒントがつまっています。
たとえば、
- ケアレスミス?それとも理解不足?
- 記述問題が苦手?暗記があやふや?
- 最後の問題まで時間が足りなかった?
こういった分析ができると、次の勉強の効率が上がります。
ご家庭では、間違えた問題を一緒に見ながら、「この問題、どうやって考えたの?」と聞いてみるのもいいですね。
親が一緒に見てくれることで、子供は「ただ怒られないか」ではなく、「分かろうとしてくれている」と感じられます。
「順位」や「平均点」に振り回されない
「学年順位が下がったんです…」
「平均点より下だったので心配です」
そうした不安の声もよく耳にします。
もちろん、順位や平均も一つの目安にはなりますが、それがすべてではありません。
テストは、その子が「どこをどう勉強してきたか」「何が得意で何が苦手か」を見るための材料です。
たとえ平均点より下だったとしても、そこから「自分の課題」に気づければ、それが成長のスタートになります。
誰かと比べるのではなく、「前回の自分」と比べてどうだったかを意識してみるといいですね。
テスト後の声かけで“次のやる気”が決まる
テスト後、親からのひと言が子供の次のやる気に大きく影響することがあります。
✖「またこの教科か…ちゃんとやってたの?」
◎「今回は悔しかったね。でも、どうしたらよくなるか一緒に考えよう」
この違いはとても大きいです。
テストのたびに叱られてばかりだと、「どうせ頑張っても無駄」と思ってしまう子もいます。
でも、悔しさを受け止めてもらって、「じゃあ次、どうしようか」と前向きに考えられたら、それが次の挑戦へのエネルギーになります。
まとめ:親の関わり方が「学びの質」を変える
テスト結果は、親子にとっても「振り返りのチャンス」です。
点数だけで一喜一憂するのではなく、
- どこができていたか
- どんな取り組み方をしていたか
- どこが次の課題になりそうか
そんなふうに“次につながる見方”を親がしていけると、子供も自然と前向きになります。
そして何より、「あなたはこの先も伸びていける」と信じていることを、日々の言葉で伝えてあげられるといいですね。

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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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