来年受験をむかえる学年の生徒さんからの家庭教師のお申し込みも増えてきました。

それで、マッチした先生を選んで、その候補の先生たちにこんな感じで聞きます。

たとえば、
「中学の数学と社会を教えてほしいのですが、やってみますか？」などと。

すると、2種類の答えが返ってきます。

A「社会は教えたことがないので、教えられません」

B「社会はブランクがあるので、勉強し直してやります」

いろいろ考え方はあると思いますが、僕はBの先生の価値観が好きだし、講師としても評価しています。

理由は、Bの先生の方が生徒に良い影響を与えられると感じるし、講師としてもこれからも成長する傾向が強いからです。

先生にも2種類の考え方がありますね。

新しい勉強は生徒がやることで、自分はこれ以上新しいことはやらないタイプと、
自分も一緒に成長していこう、というタイプ。

前者の先生の言うこともわかります。
特定の分野を深掘りするのがプロなんだ、と。

それもある意味では正解ですね。

でもですね、今はスタディサプリや動画など、学ぶのに便利な手段はいっぱいあります。

家庭教師には、勉強のやり方をサポートしてほしい、という声が多くなっています。

できなかったら、できるようにすればいい

教える立場になっても知らないことは山ほどあるはずです。

でも、勉強の仕方を体得しているなら、学生時代の数倍のスピードで習得できるものです。

さすがに、文系の先生に、がんばって数学IIIを教えてください、とは言いません。

しかし、今できなならできるようになればいい、というマインド。
それを持った先生から教わることが、生徒にとってもプラスになる、と僕は思っています。

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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

• 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
• 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと

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