受験校選びに最も信頼できるものとは？【勉強法】
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これ、昨年の中3生の得点表です。内部資料になりますが、参考になる人もおられるかなと思い紹介しますね。
本気の生徒には、各テストの過去問を5年分以上やるように指導しています。
うちでは、11月の学診だけではなく、私立や県立入試問題の過去問演習の結果をこのように記録してもらっています。
目的は、いくつかありますが、効果大なのは次の3つ。
- 復習の質が上がる
- 得点を意識するようになる
- 受験生には最も信頼できる受験校選びの資料になる
順番に見てみましょう。
1．復習の質が上がる
何ができていなかったか、メモしておくことで、自分に何が足りないかを気づいて意識することができます。そうすると、勉強内容の優先順位が変わります。
たとえば、
英作文が書けなかったら、今週は英作文の練習をしよう、とか
理科の圧力の計算ができていなかったら、その復習をしてできるようにする、など。
得点を伸ばす＝自分の弱点を潰していくこと
自分にとって必要なことから復習できるので、勉強の質が上がりますね。
2．得点を意識するようになる
特に受験生は、この時期になると、問題集に逃げたくなる心理が働くことがあります。
どういうことかというと、メンタル的に過去問から逃げたくなる現象です。
点数を出す＝志望校に受かる点かどうかだいたいわかってしまう
これを嫌うと過去問ではなく、問題集の方が楽だから・・・と。
1のように弱点を把握した上で、目的を持って参考書・問題集の復習をするのはOKです。
でも、過去問から逃げるのはNGですね。
大学受験だと、多くの高校生は、まだ合格点に足りないと思います。
だったら、それを埋めるのは何かを知るためにも過去問演習しましょう。
3．受験生には最も信頼できる受験校選びの資料になる
個人的にはこれが一番大きいです。
中3生だと年に数回の学校の成績表で志望校を決めがちです。
しかし、上のような何倍もの数のある自分だけの成績表があればどうでしょう？
仮に模試や学診で1回失敗しても、入試問題で安定して合格点取れているなら、そこまで不安を感じずにゴーが出せます。
特に受験前のこの表は、自分にとって最も信頼できるデータになるでしょう。
進路指導する側にとってもそうで、僕が最も重要視している資料です。
以上、参考になれば幸いです。
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◆執筆者紹介
笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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