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夏休み、ダラダラしていました(親ができること)

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「夏休み中は、宿題を集中してやらずに
ダラダラ過ごしていたのが気になりました」

という声がありました。

わが子がダラダラしている姿、見たくないですよね。がんばっている姿を見たい、というのが多くの方の気持ちだと思います。

結論からいいますと、ダラダラしている子どもが必要としているのは、親から叱られることではないです。物事や自分の将来に興味を持てるようになる刺激です。

必要なダラダラもある

まず、中高生、大学生もそうかもですが、ダラダラしているように見える時期は必要です。そして、今がそうかもしれない、と言うことです。

小さいころから、オレは一流のプロ野球選手になるんだ。だから、人の10倍やるんだ、と、明確な人生の目標を信じて、ダラダラしないような人もまれにいるでしょう。

でも、ほとんどの人はそうではないですね。紆余曲折するし、途中でゴールが変わるのが普通だと思います。

高校生の大学進学を見ていても、全然違う学科にコロコロ志望が変わるのは、よくあるし、ごく普通なことです。

そしてそれは、自分が納得しないことにはやろうとは思えません。中学生くらいになると、そうなってきます。

「勉強は一生懸命やるべきなんだよ、理由はこれこれで・・・」と親が正論を伝えても、ある程度の学年になると、

「まあ、それはそうかもしれないけど・・・でもね」と心からは動けないものです。

自分の人生は自分で決めたい、と思ってくる時期なので。

本人も何かにがんばりたいけど、何が正解はわからず、モヤモヤ過ごす時期もあると思います。それは、長期的に見ると必要なダラダラで、充電期間なのかもしれません。

(※受験を大事に思っている中3,高3生で、夏休み中ずっとダラダラ過ごしてしまった、は目標と行動が合っていない点でまずいです)

ちゃんとしなさい、と叱るのは、ほぼ意味がない

ダラダラしている姿を目の前にすれば、怒りたくもなるでしょう。でも、自分も通った道だと考えて、見守ろう、というスタンスが◎

小さいときは通じても、学年が進むと、強く怒ってもひびかなくなります。

じゃあ、親はがまんしてこらえるだけで、放っておくしかないかというとそんなことはないですよ。

興味を持たせるような刺激を与えること

いろんなイベントに参加したり、
新しいことを体験できる機会をつくったり、
「将来、どんなことをやりたい?できる人になりたい?」「あなたなら、もっとおもしろいこと、できるかもよ」と問いかけたり

大がかりなことでなくても、映画でもいいだろうし、美術館でもいいかもしれません。

大学の学祭に行ってみるのもおもしろいでしょう。(福井大学の松岡キャンパスの学祭は10月にあります)

一緒に調べたり考えたりするのもいいと思います。

関心事や興味を持たせるようなきっかけ作りができるといいですね。

この夏休み、お子さんの様子はいかがだったでしょう。まだ少し時間ありますね。

以上、何か参考になれば幸いです。

追伸

今、中3生は確認テストから学力診断テストにギアチェンジする時期に入ってきました。対策はしていますか?


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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

  • 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
  • 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと

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