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ケアレスミスが多いです【減らし方】

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教師Aさんから相談がありました。

「(担当している生徒は)ケアレスミスが多いです。

途中式を書くようにアドバイスしていたのですが、途中式を書くような複雑な部分だけではなく、初歩的な足し算などを間違えてしまっています。

今回では370+570を840としたり、-5を移項するときに-5のままにしてしまっていました。

どのようにしたらケアレスミスが減るでしょうか?」

後で見たら分かっていたのに・・・
でも、ちょっとした不注意で間違えてしまう。それがケアレスミス。

あなたはどうでしょう?
ケアレスミスしてしまうことは、大なり小なり誰しもあることだと思います。

もしかしたら、本人は軽く考えているかもしれないですね。分かっていたんだから、ま、いいんじゃないかなー、と。

僕が指導する場合、はじめてやってしまったミスは流します。どこがポイントだったかな?とは聞きますが、あっさりと次にいきます。

でも、同じケアレスミスを生徒がしたときは、まあいいか、とは見逃しません。同じミスを繰り返すことに、何の成長もないからです。

間違えるクセをそのままにしていると、その間違え方が習慣になってしまいます。習慣でやってしまうことは急に修正できません。

大事なテストでやらかしてしまったら・・・笑えませんね。

教師のAさんも、経験上、ことの重大さを感じているので、相談したんだと思います。どうやったら減らせるでしょう?

ケアレスミスの減らし方

結論からいうと、「自覚」です。

自分はどんなケアレスミスをしやすいのか、そのパターンを自覚することが最初の一歩。

次の3つステップで指導することをおすすめします。

① 何をうっかりしやすいのか分析させる

今回の場合、繰り上がりを足すことを抜かしやすい。移項するとき、符号を間違えやすい、など。

ただ、左辺から右辺に移項するとき、符号を変えないというのは、そもそもなぜ符号を変えるのか本質の理解をしていないかも。その場合ケアレスではないので、基本から学ぶ必要がありますね。

分かっている場合は、なぜうっかりしたのか、考えてみましょう。

② 次からどうすれば防げるのか、を本人が考えて自分なりの対策を決める

計算ミス、写し間違いを防ぐなら、一行書くごとに検算する、など。←これは僕の方法です。因数分解なら、展開して1行前に戻るかどうかを確認します。

③ 徹底するなら、ケアレスミス対策ノートをつくる

間違えたパターンごとにノートに問題と間違え方を貼っていき、①と②をまとめてみる。

これらの対策は先生がやって上げても改善しにくいことです。「自覚すること」が大事。

人から何回言われても難しいので、①②③を自分でやってもらうことだと思います。

ケアレスミスは、できるのに得点できないという、もっともやってはいけないことの一つ。減らす工夫をしてしっかり対策したいですね。

追伸

この熱い中、教室に通ってくれる生徒には、一日一日、絶対何かつかんでほしいと思います。


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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

  • 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
  • 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと

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