これからの時代に求められる力とは
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あなたは、なぜ、お子さんを塾に通わせたり、家庭教師をつけたりしますか？
先日、ある中学生のお父さんと腹を割った話の中で、こう言われました。
「息子には、将来生活に困らないように生きていく力、稼ぐ力をつけてほしい」
僕もわが子には同じ願いを持っています。だから、うちを選んでいただいたのもそのベースになる力を育てるためだと解釈しています。
生きていく力を、社会で活躍できる力ととらえると、これからの時代、どんな力が必要とされるんでしょう？
このことは、勉強を何のために教えているのかという話につながります。だから、わかっていないといけないことだといつも思っています。
今回は、企業目線でリサーチしてみました。
以下、経済同友会の企業アンケートの結果です。
Q 新卒者の採用において、面接段階ではどのような能力を重視していますか？
https://www.doyukai.or.jp/policyproposals/articles/2014/141222a.html
1位 論理的思考力・・・物事を筋道を立てて考える力
2位 課題発見・解決力・・・いろんな状況で課題を見つけて、工夫や改善をしながら解決していく力
なぜ、論理的思考力と課題発見・解決力が重要なのか
社会の急激な変化、複雑化の中では、今までの考え方や行動は通用しないといわれています。
自分で状況を把握して分析すること、身につけた知識を論理的に組み合わせて解決することがますます重要になってくるからです。
どうやって身につけるか？
身につけた知識を実際に使って問題に取り組んだり、考えるプロセスを言葉で表すトレーニングをすることです。
一問一答形式だけではなく、総合問題・融合問題・文章問題に多く触れることだと思います。
そのためにはまず、基礎的な知識を身につけることです。中高生の勉強は、土台作り。
また、問題発見・解決力を身につけるには、教科の問題演習だけでは難しいです。答えのないことも多いですから。常に、問題を見つけたり、解決するためにはどうしたらよいか、という意識と意欲が必要ですね。
自営、起業という生き方もある
企業の中で働かないという生き方もありますね。家業を継いだり、自営業や起業して独立する。僕もそうです。
その場合は、どんな能力が必要かというと・・・
論理的思考力と課題発見・解決力は、ますます必要になります。毎日、PDCAの繰り返しですから。それがすべてと言ってもいい。
企業の社長でなくても、部署のリーダーやいずれリーダーになる人に求められる力ですね。
PDCAとは↓
まず、集中力と基礎学力を身につけること
教科の勉強の中でも、論理的思考力は育ちます。
ただ、基礎的な知識が足りないままでは、思考しようにもその材料がありません。
十分な基礎学力があれば、上の二つの能力はもちろん、コミュニケーション能力なども鍛えることができます。
また、勉強には集中力を身につけるメリットもあります。小中高生のうちに集中できるようになっておけば、将来の仕事でも役立つはずです。
大学入試から変わっていきますが、どう変わるにしても、基本的な知識を身につけることがまずは必要になりますね。
なので、うちの塾・家庭教師の役目は、基礎学力をつけるサポートをまずは第一に、と考えています。
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◆執筆者紹介
笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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