テストの結果をやる気のせいにするのはNG【勉強のコツ】
ブログわが子の定期テストの結果が思いのほか良くなかったとき、
あなたのやる気がないからダメなのよ!
ということを言ってしまったこと、ないですか?
成績を上げてほしいなら、
この言葉はNGワードです。逆効果にしかなりません・・・
素直なお子さんなら
次はがんばるから・・・
というかもしれません。ところが、たぶん、次もあんまり変わりません。
がんばって少し変わったとしても、また元に戻ることが多いです。
なぜなら、「やる気」は目に見えないものだし、人から言われたから出てきた「次はがんばる」は一時的なもの。やり方の工夫もなければ、持続性もないからです。
じゃあ、どうしたらいいでしょう?
結論からお伝えすると、
成績が下がってきたときに取り組むべきステップは、
つまずきの分析 → 対策 → 習慣化です。
つまずくことは、誰にでもある
まず、「つまづくことは誰にでもあるよね。じゃあ、どうしようか?」と考えることです。
テストの結果に感情的になるんじゃなくて、この冷静さと前向きさを持っている方は強いですね。
小中高で習うことは広範囲。
苦手なことができるのは当然として、まずはその原因を探ることです。
答案を分析する
一番いいのは、返ってきたテストの答案を分析することです。そこに、これからどう対策していったらいいのかヒントがあります。
悪かった答案用紙は、もう見たくないなあ・・・
気持ちは分かります。それでも、必ず分析してください。
対策を考える
僕が答案を見て気にすることを一つ言います。
それは、普段取り組んでいるワークのできと、実際の答案の同じ問題ができているかどうか。
普段の勉強でできるようになったことは、一緒に「できるようになってるね」とほめてあげて、やったことが結果になったことを実感できればいいですね。
問題なのは、いつもはできていたのに、テストでできなかった、というとき。
原因はいくつかあります。ワークでは、例題の通りに数字をあてはめて正解できていたけど、実は何をやっているのかよくわかっていなかった、ということはよくある具体例です。
この場合、なぜ、その考え方を使うのか、普段から説明してもらうなどのと対策が必要になりますね。
勉強を習慣化する
勉強のやり方を改善したら、それを普段から実行できるようにしくみをつくることです。
習慣にするのが難しいんだよ、という方は、一方的に押しつけてはいないでしょうか?
まず、本人が続けたい、そうしたい、と思えること。その上で、やる気に左右されにくい工夫があること。
うまくいったリマインドの例をあげると、
- 「帰ってきたら、学校で習ったことを一通り見てみる」と普段見るところに貼っておく
- 家での時間割を決めておいて、決まった時刻にアラームが鳴るようにする
「ああ、そうだった」と子どもが思い出しやすいようにすることですね。これも一緒に考えるか、本人のアイデアがあればそれを優先した方がいいでしょう。
ドラゴン桜で、「歯をみがくように勉強しろ」という言葉があります。
ようは、朝起きたら顔洗う、歯をみがく、そういうのにやる気は関係ない。同じように習慣にしてしまおう、ということですね。
(おまけ)テストの答案は必ず見せる
塾や家庭教師など、勉強を見てもらっている人がいるなら、返ってきた答案用紙は絶対に見せてください。よくなかったとしても。
たとえば、調子の悪いところがあって医者に通うとします。
でも、悪いところを隠したままではどんな名医でも治すのには時間がかかったり、違う治療をしてしまうかも。
どんなに悪い結果だとしても見せてください。
まともな先生なら、「これじゃあダメだ!」なんて言いませんよ。どうしたらいいかを一緒に考えてくれるはずです。
【まとめ】
- テストの結果をやる気のせいにするのは、NG
- つまずいたことへの対策を考える
- 正しい勉強を習慣にすれば成績は上がっていく
追伸
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◆執筆者紹介
笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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