「Vintage、量が多すぎてつらいです」

高校生から質問があったので、一つシェアしたいと思います。

高校英語で、Vintage(ビンテージ)という文法書があります。
入試問題がまとめられていて、解説もあって勉強しやすく、福井の多くの進学校で使われているものです。あなたもVintage使っているかもですね。

で、藤島高校の生徒からこういう声がありました。
「Vintage、量が多すぎてつらいです」と。

わかります。531ページもあります。まともにやると200時間くらいかかるとも言われています。

よほど英文法好きなじゃないと、ゴールがかすんで見えるかもしません･･･

同じ悩みを持つ人のために、Vintageの効果的で実践的な使い方について伝えますね。

ポイントは2つ

・1周目は左ページの問題を解くだけにする。右側に解説がびっしりあるけど、気になるところだけサラッとながめる程度にしておく。
間違っても全部覚えようとしない(それは無理だし効率がよくない)

・左の問題も、1周目は半分くらいは忘れてもいい、くらいの楽な気持ちで取り組む。
2周目以降に◎以外を覚えていけばいい。

どうでしょう、これならできそうだと思いませんか?

質問の彼もそうなんですが、最近、藤島高校の生徒から受験計画や勉強の進め方について相談を受けることが多いです。

今日も、高3生から相談があったので、教室に来てもらいました。
受験までにやるべきこと。使っている問題集を持ってきてもらって、1冊ずつアドバイスとやり方を伝えました。

最初、受験勉強といってもモヤッとしているようで、
何をすべきかよく分かっていないということでしたが、

今はすっきりしたようで、「連休で時間もあるし、5月までにこれ全部1周します」と前向きな言葉が聞けてよかった。(^^)

高校でどんな勉強をしているのか聞くと、さすが福井トップの進学校だなあ、と思う一方で、そのやり方は効率よくないなあ、ということも結構あります。

数学は、数学好きな人が先生になり、
英語は、英語好きな人が先生になり、
それぞれ自分の信じるやり方を生徒にさせます。

で、生徒にあっていればいいんですが、実際はレベルと内容がミスマッチしていること多いんですよ。

僕は650人ほど講師をやりたいという方と面接してきました。

医学部生や難関大出身の方なども多いですが、トップクラスの得点力を持つ人って、圧倒的に勉強のやり方がうまいんです。
そういう人のやり方はとても参考になるので、具体的に細かく聞くようにしています。

まあ、中には、頭の出来がよすぎて、その勉強方法は普通の人には参考にならないよ･･･という場合もたまにはあります。
でも、成績上位の人の95％くらいの人は僕らと同じ凡人。

違うのは、意識とやり方なんです。
実際に、意識とやり方を変えれば成績も変わりますから。

あなたもそろそろギアチェンジしてみませんか?

それでは、今日もよい一日を。

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◆執筆者紹介

笠井伸春
家庭教師のオアシス・個別指導塾オアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

• 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
• 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと

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