(現高1・小6) 新制度「大学入学共通テスト」変わること・必要とされる力
ブログFROM 笠井伸春
先日、高校2年生がこう言ってました。
「私たちでセンター試験最後だから
絶対に浪人できないよって先生にいわれました」
浪人すると試験制度が変わってしまい
その対策が大変だから、という理由ですが
あなたはどう思いますか?
僕はそんなことないんじゃないかな、と。
(浪人してもいい、というわけではないですよ)
傾向が変わっても対応できるようにする勉強が
学力をつける本当の勉強だと思っているので。
とはいえ、
何が変わるのかは把握しておかないと
いけないので情報は日々集めています。
何が変わるのかを整理してみますね。
2020年度(2021年1月)から
大学入試センター試験から「大学入学共通テスト」に変わる
というニュースはご存知だと思います。
どう変わるかというと・・・
英語は英検などの民間検定も加点される大学がある
マーク式だけだったのが、記述問題が追加される
一問一答ではなく、複数の資料から自分の考えを書く
など
この流れは、すでに大学の2次試験はもちろん、
高校入試にも反映されてきているんですよ。
以前は答えだけ書けば正解の問題ばかりでしたよね。
今は答えプラス 考え方のプロセスを書け、という問題が
すでに福井県立高校入試にも出されるようになっています。
聞いた話ですが大学入試でも
去年の上智大学の世界史で
「なぜイギリスがEU脱退の決定に踏み切ったのかについて、250字から300字で説明しなさい」
という問題が出ました。
なかなかの問題ですよね。
これに答えるためには
・日常的に時事問題に関心を持って触れておくこと(知識)
・論理的な文章を決められた文字数で書く力
この2つが必要になってくると思います。
共通テストが変わるのは
現高校1年生からなのは確かにそうですが、
すでに知識と論理的に記述する力は必要とする入試が増えています。
そして、これがもっと
加速すると言われているのが2024年度。
共通テストの英語科目は廃止されて民間検定のみに。
思考力や記述力を問う問題もさらに増えると予想されています。
その制度入試をはじめて受ける学年は・・・
今の小学6年生(新中学1年生)です。
この学年のお子さんをお持ちでしたら
じゃあどうしたらいいか気になっていると思います。
ポイントは
まず、中1の春の段階で、遅れずにしっかり基礎知識を身につけること
↓
その上で、○×だけでなく、
なぜ、そうなるかを説明できるように
思考力や文章を書く力をトレーニングすること。
その準備はできていますか?
以上、参考になれば幸いです。
笠井伸春
追伸(英検を取っておけばいいという誤解)
この前、今の高校1年生のお母様から
英検が評価されるそうなので、
今のうちに、とっておいた方がいいですか
と聞かれましたが、
評価されるのは
高3の4月~12月に取った検定だけです。
今何級あっても評価されないので、お間違いなく。
(知っていて取得するのはもちろんOKです)
ちなみに、東大と京大は2020年度は民間試験を利用しないと発表しています。
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること