朝勉10分、内容は一つ前の学年
ブログFROM 笠井伸春
教師生活37年、
高校の教員から小学校の校長先生まで
つとめた先生とお話しする機会がありました。
どことは言えませんが、
その地区の中学校は
毎年、各試験の成績が県内上位なんです。
そこで、
その小学校では
何か取り組んでいたことはあったのか
気になって聞いてみたところ、
ありましたのでシェアしたいと思います。
1限目の前の朝勉10分、内容は一つ前の学年
5年生なら4年生で習った内容、
4年生なら3年生で習った内容、
この復習を徹底して、積み残しをなくすようにしました、とのこと。
高校の教員時代、
中学の内容に積み残しがある子が多いことがわかり、
中学の教員時代は
小学校の積み残しがある子が多いことに気付いた。
そこで、小学校では前の学年の復習を取り入れた、とのこと。
そうやって小学校の土台をしっかり身につけてから
中学に進んでいるのでスムーズに学習できているということですね。
お子さんに積み残しはないでしょうか?
英語やプログラミング、
主要科目以外の課外活動などが増えて
学校で読み書き計算をする時間が
減っているようです。
使える時間が短い中で、
前の学年の復習することは効果的。
先取り学習で伸びる子もいるし、
予習優先の指導をする先生もいます。
でも、もし
どこかでつまづいているなら
今習っていることころの応用をやるより
つまづいたところまで戻ってやり直すのが
その子にとっては一番なんです。
そんなの当たり前だと
思うかもしれないですが、実際、、、
積み残しが原因で、成績が下がっていく
↓
塾に行く
↓
今習っていることしかしない
↓
わからない
↓
やる気ダウン
「塾に行っても上がりません」という話を聞くとき、
こんな風になってしまっていることがよくあります。
進研ゼミなどの通信教材も同じです。
わからない→不安、ではなくて
わかる→楽しい、
そんな学びをさせてあげたいですね。
笠井伸春
オアシスではご家庭とのスムーズなコミュニケーションのために、LINEのトークも利用しています。
モバイル端末から連絡先を追加いただくと、LINEからトークができるようになります。
家庭教師のオアシスを
LINE ID: @cim4849p
メッセージやご相談をお受けしています。
お気軽にどうぞ。
>> 笠井伸春ブログ一覧 <<
◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること