あなたにとっての最適な学習⽅法は何? その⽅法実際に使ってる?
ブログこんにちは。笠井です。
今日は、あまり意識している人が少ない学習戦術について書きます。
このことは僕が1対1の家庭教師にこだわっている理由でもあるのですが・・・
私は今まで学習方法についてはあまり深く研究したことがありません。というのも、たいていの人は⾃分にとって最適な学習方法についてすでに知っているからです。
それは実践することかもしれませんし、読むことかもしれません。新たに発見したことを考えることや書くことかもしれません。映像を見ることも挙げられるでしょう。学んだことを友⼈に語ることが有効な人もいるでしょう。 多くの⽅法があります。
しかし、大切なのは、⾃分にとっての最適な学習方法を知る、ということなのです。
リッチ・シェフレン(米国起業家)
いかがでしょう。
ひとつ、僕の経験した事例を紹介します。
家庭教師のオアシスにご依頼いただくお子さんの中には 書くことが苦手、という子は多く、以前、こんな子がいました。
識字障害とまではいかなくてもその傾向があり、高校生でしたが中学の英単語もあまり書けませんでした。
中学時代、家庭教師をつけていて(オアシスとは別の)、その家庭教師の先生から「英単語は覚えるまで書け。書いて覚えるものだ」と言われ毎日書かされていたそうです。
その毎日書いているというノートを見させてもらって愕然としたのを覚えてます。
何ページにもわたって、
he he he he he he he he he he
she she she she she she she she
と延々と書かれているのです・・・!!
少し話したところ、明らかに視覚より聴覚優位。この子は口と耳で学習すべきことはすぐに分かりました。
(トム・クルーズが同じような特徴で有名です。自分では文字がすらすら読めないため、台本を読んでもらってセリフを覚えるそうです)
彼は間違った学習方法のせいで、多くの時間を無駄にして、しかも「オレは劣っている、ダメな奴」と自己評価も下げていたのです。
もちろん、うちの家庭教師の先生にご依頼いただいてからは英語と日本語を交互に発音して覚える方法をメインにすることで、暗記の効率が格段に向上しました。
これは極端な事例だったかもしれませんが決して特別な話ではなくて、最適な学習方法には人それぞれの傾向がある、ということなのです。
このことをなんとなく分かっていて実践している生徒は多いですが、意識して教えている先生は少ないと思います。(書いて覚えるやり方だけで受験を乗り切った先生は、音読して覚える方法は盲点になっている可能性があります)
一人ひとりの生徒に最適化すれば格段に成果が上がるのに。
(集団授業では個別の学習方法まで指導するのは難しい、ということもあるのでしょう)
様々な学習方法があります。
「書いて覚える」
「声に出して覚える」
「精読して覚える」
「マーカー引きながら読む」
「自分が覚えたてのことを友達に教えてみる」
「先生に質問する」
「タブレットで映像授業を受ける」
・・・
あなたの最適な学習方法は何?
大切な時間をムダにしないように自分がはかどる方法を意識してそのやり方で学習するようにしましょう。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること