あまり興味がなくても単位を楽に取れる方がいいって・・・
ブログFROM 笠井伸春
「とりあえず一番偏差値の高いところが
いいかなって理由で
医学部に入った人もいます・・・」
先日、医学部の学生から聞いた話。
そういう人は、
興味があるからではなく、
単位がとりやすいと言われている講義を選んでいる、とのこと。
どう思いますか?
僕も自分の学生時代を考えると
偉そうなことは言えませんが・・・
今はちょっと残念に思いますね。
だって、そのままの価値観で
給料がいいから、という理由だけで医者になってしまったら・・・
そういう医者に見てもらおうとは僕は思わないですよ。
他のすべての職業でも
同じことが言えるんじゃないかと。
興味がなくても
単位を楽に取れるのが一番という考えは、
やりがいがなくても
楽にかせげるのが一番という考えと似ている。
そのまま時間がたてば、いずれそうなるでしょう。
サボることも時には必要だと思うし、
生き方は自由なので否定はしませんが、、、
それで充実した豊かな生活が送れますかね?
大学生のそういう傾向は昔からなのか調べてみると、
ある調査では
「あまり興味がなくても単位を楽に取れる方がいい」
と考える学生は61.4%
8年前より12.5%増えた
とのこと。
また、大学生活に満足しているか?には
「とても満足している」「まあ満足している」は計51.1%
4年前より12.1%低下したそうです。
(ベネッセ教育総合研究所(東京)による「大学生の学習・生活実態調査」)
担当者によると
「大学は近年、自主的な学びを重視する授業改革を進めたが、
かえって大学生活の目的を見失う学生が増えた」
とのこと。
せっかく、大学に行ったのに
目的が持てずにいるのでは
人生もったいないですよね。
ただ言われるままに勉強してきて
自分の興味や価値観に鈍感になると
そうなってしまうのかな、と。
小中高時代の体験と学び
自分で目標を持ったり、自分の価値観を大事にしたり
興味を持って前向きに取り組めるようになるかどうかは
小中高時代の体験や学びが大きいと思います。
家庭教師を依頼する子には
「勉強は嫌い」という状況からスタートすることが多いです。
でも、何かをきっかけに
自分から机に向かうようになる子も多く見ています。
その何かが何なのかって気にならないですか?
それは子どもの性格、価値観、周りの環境にもよります。
このテーマはいつも考えていることなので
次回に詳しく言いたいと思います。
それでは、
今日も実りある1日を。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること
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