勉強のやり方 成績を上げ続ける好循環サイクル
ブログFROM 笠井伸春
「目標ができて勉強を頑張りたいと言っていますが、
今ひとつやり方がわからないようです」
先日、訪問したとき小6のお子さんのお母様からの相談。
あなたのお子さんにもそういう悩み、ありませんか?
やり方がわからない、というのは
お子さんのせいでもなく親のせいでもないです。
学校や塾でも
自分に合った家での勉強のやり方まで
こまかくは習っていないでしょうから。
でも、成績を上げ続けるためには
自分に合った戦略と学習の流れが必要です。
明日までの宿題に追われて
テストのことばかりを気にしている状態だと
戦略がなく、その子にあった流れで学習できていない、
なかなか上がっていかない、ということなってしまいます。
1週間サイクルでできる
おすすめの学習の流れがあるので紹介したいと思います。
1. まず、この1週間でできるようにする単元を決める
できるようにしたい単元は何ですか?
前のテストを見直してみたり、
志望校の過去問を見てもいいでしょう。
この1週間で○○をできるようにする、という目標を
はっきりと決めて意識するようにします。
2. 授業を受ける(塾や家庭教師の場合)
ただ聞いて、ノートに書けといわれたから書く
という受け身の受け方ではなく、
自分から重要ポイントは何なのか理解するようにすること。
理解できないな、というところにはチェックすること。
①理解すること ②わからないところにチェックすること
この2つだけに集中するようにします。
(オアシスの場合、先生はその場で理解できるようにします)
3. 復習する
その日の授業を振り返って理解を深めること。
理解できなかったことがあれば
もう一度教科書・参考書を見直す。
家庭教師などで聞ける環境なら
必ず質問して疑問をなくすようにします。
4. 問題を解く
問題を解いてみます。
ここでできなくても気にしなくていい。
なぜなら、目的は次の3つだからです。
・本当に理解できているかの確認
・解くスピードを上げる
・知識を定着させる
不十分なところが見つかれば、3. にもどって確認します。
5. テスト
その単元の理解度の最終チェックをします。
また、1度だけ解けても日がたつと忘れるのが人の脳。
1週間の後半にテストをすることで確実に覚えるようにします。
6. 修正 → 次の1週間へ
テストでできなかった問題を解き直すはもちろんですが、
このテストによって1~4までの内容に
「もっとこうすれば良かったかな」という気づきがあることがあります。
それを参考にして
次の1週間の単元の目標づくりから繰り返します。
この改善することが大事。
以上です。
勉強しているのに成績が思うようにいかない、というときは、
この流れのどれかが欠けているか、弱いかです。
この流れを意識して取り組んでみること。
必ず成績は上がりますよ。
で、この勉強のやり方が習慣になれば
学力は上がり続けることになります。
目標を立てる→実行する→改善→次の目標→・・・
この流れって大人になってからもずっと必要ですよね。
僕らは家庭教師としてこの力をつけるお手伝いをしています。
それでは、
今日も実りある1日を。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること
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