「学校の宿題、答えを写しています・・・」
ブログFROM 笠井伸春
はじめてお会いした中学1年生のお母さんから
いろいろと相談を受けました。
その中であったのが、
「学校の宿題が
1人でなかなか進まず、
答えを写している状態です」
という話。
中学生のお家の方ならご存じだと思いますが、
最近は答えもつけて宿題が出されることが多いですね。
で、特に苦手になっている分野だと
調べ方もわからないので
答えを写すだけになってしまう・・・
このお母さんに
とりあえず、写してOKですよ、
とアドバイスしました。
答えを写す=勉強じゃない
と思っていませんか?
もちろん、問題も読まずに答えを写して終わり、では
何も学んでいないので勉強じゃないです。
じゃなくて
要は覚えたり理解できれば
それはちゃんとした学習です。
なので、できない問題が多すぎて大変というときは
次みたいに進めてみてください。
1週目は答えを見ながらでOK
答えを横に置いて問題を読みましょう。
気楽に答えを見ます。
答えはいきなりテキストに書くのではなく、
別の適当な紙に書きます。
↓
2週目に答えを隠してやってみる
正解率が8割を超えないようなら
もう一度別の紙にやります。
↓
だいたい覚えたら
しあげとしてテキストに書きましょう。
「ああ宿題やだなあ、できないしなあ、でもやらないと」
という重い気持ちだと取りかかりまでが大変です。
それに、問題を広げて机に向かったとしても
インプットが足りていなかったら、
いくら時間を使ってもアウトプットできません。
これでは効率がよくない。
でも、
1週目はインプットだとわりきって答えを写せばいい、
と思えば、取りかかりやすくなりますよ。
実際、2週目3週目でできるようになれば
立派な勉強ですね。
ただ、理数科目など
答えを見てもやり方自体がしっくりきていない問題は
解説を受けることが必要です。
あと、答えや解説を読んでもわからない問題は付箋をはっておいたり、コピーをとるなどして質問できるようにしておくといいですね。
また、よく見られるのは
書くだけ書いておいて
答え合わせを後回しにしている勉強法。
これはよくない宿題の仕方です。
なぜかというと、
自分の書いた間違った答えが
記憶に残ってしまうから。
すぐに丸付けして
正しい答えを焼き付けるようにするといいですよ。
以上、参考になれば幸いです。
それでは、
今日も実りある1日を。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること