考える習慣を
ブログFROM 笠井伸春
(オアシス丸山教室)
ある小学生のお家の方から
「学校の内容よりも、
しっかり読んでしっかり考える
そういう習慣をつけてほしい」
というご要望がありました。
もちろん、学校の授業内容は
しっかり理解しておく必要はありますが、
言われることはわかりますし、重要なことです。
なぜなら、
今は僕らの詰め込み型のときとは
かなり変わってきてて
これから求められる力は
次の二つと言われています。
1. 正解がない問題に対して最適な答えを見つける力
2. 何かに興味を持ってとことん追求する力
この2つの力を鍛えるには
学ぼうとする意識をあげることと
考える習慣をつけること。
だから、しっかり読んで
しっかり考えることが大事なんですね。
ここで、算数の問題です。
「10÷7の小数点以下45位を求めなさい。」
お子さんはどうやるでしょう?
学校や塾で解法を習っているなら、
循環小数だからわり算して数えればいい
とすぐに答えを出せます。
一方で、実際に45位まで
延々とひっ算する子もいます。
このタイプの子は学習の体力がありますね。
テストでは時間制限があるので
不利なんですが、やっていることを否定してはダメです。
試行錯誤することの方が大事なので。
一般的な進学塾では
効率的な解法だけを教えますね。
でも、この問題に限らず、
最初から効率的なやり方だけを教えると
解法暗記になってしまい、
学年が進むと覚えきれない量になって
伸び悩むかもしれません。
試行錯誤やじっくりと自分で確かめてみることで
効率的なやり方も納得できて
応用する力も身についていきます。
だから、正解するか不正解かではなく、
あきらめずに考える習慣の方が
ずっと大事なんですね。
お子さんはしっかりと考える習慣がありますか?
それでは、
今日も実りある1日を。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること