東大にも推薦入試がある、みたいなニュースがあったりで、

大学入試はどんな受け方がいいのか、気になるけどよくわからないなあ、という高校生やお家の方は多いですね。

私立 or 国公立
and
一般選抜 or 学校推薦型選抜 or 総合型選抜

また、国公立なら前期 or 中期 or 後期日程、私大の一般選抜の中にも複数の入試方式・日程があります。

ここでは、一般選抜 or 学校推薦型選抜 or 総合型選抜、この選び方のヒントを伝えたいと思います。

まず、自分を知ること

大学選びも入試方式選びも、自分がどうなのか（またはどうなりたいのか）によります。

次のチェックリストの①〜⑦、どちらか選んでみてください。

	A	B
①志望度が高いのはどちらですか？	私立大	国公立大
②不得意な科目がありますか？	ある	今のところない
③コツコツ勉強することを心がけていますか？	はい	難しい
④人とのコミュニケーションは得意ですか？	得意	そこまでは
⑤文章書くのは得意ですか？	得意	そこまでは
⑥英語は得意ですか？	得意	そこまでは
⑦高校生活で取り組みたい活動はありますか？	ある	特にない

（上記チェックリストは、「学校推薦・総合型選抜のキホンがわかる大学入試ガイドブックより」引用）

①がA私大の場合

一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜があります。一般選抜の個別試験は3科目が標準なので、科目を絞って少ない科目で勝負したいならオススメです。

①がB国公立大学の場合

一般選抜を受けるつもりで計画を立てて勉強を進めましょう。

国語、数学、英語、理科、社会の5教科7科目＋二次試験を目標にするのが基本です。

学校推薦や総合型もありますが、国公立大学の多くは、この二つにも共通テストを課す、としています。

高1，高2のときは、共通テスト対策を目標にしましょう。

国公立志望だけど②がA（不得意科目がある）の場合

どの受け方でも、英語はマストです。が、他の科目は必要としない国公立もあります。

例えば、福井県立大学経済学の前期日程では、英語と国語は必要ですが、社会・数学・理科はどれか一つを選択。

つまり、どうしても数学が苦手だから、といって国公立大学をあきらめることはないです。逆に自分が使う科目に力を集中することができますね。

④がAは面接、⑤がAは小論文向き

当然といえばそうなんですが、④は面接、⑤は小論文の適性になります。どうしても行きたい大学があって⑥⑦もAなら、総合型選抜も考えてみるのもありです。その大学が求める人物像がどんなものかを調べて早めに準備しておくことですね。

③もAなら学校型推薦がとれるかも

もし、指定校推薦をとれれば、ほぼ合格できます。それには評定が大きいので、コツコツ定期テスト対策をやっている子は考えてもいいかと。小論文・面接もあり、国公立なら共通テストを課す大学が多いので、100％というわけではないです。とれるかも、くらいに構えて、一般選抜の準備は抜かりなくしておくことをオススメしたいですね。

③〜⑦がBの人へ

これは入試方式選びと関係ないですが、③〜⑦にBがある人、本心は変えたいと思っている人も多いはず。

まだまだいくらでも変われる年代です。今は変わる時期だと思って前向きに取り組んでいけたらいいですね。

追伸

アスファルトの上は40度。。。危ない暑さですね。
無理しないで涼しいところで勉強して過ごしましょう。

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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

• 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
• 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと

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