「英語がまったくの苦手。宿題も写してるだけで・・・どうやって勉強したらいいですか？」

ある中学1年生のお母さんからの相談がありました。

小学生のときはまったく触れておらず、はじめての英語のテストがよくなかった、とのこと。

理科や社会なら、小学生のときに何となく習ったなあくらいのものも多いですが、英語ははじめての教科で、どうやったらいいのかよくわかりませんね。

結論からいいますと、中学英語を伸ばすのは簡単です。

30点くらいだったのが、3ヶ月後60点、2ヶ月後80点オーバーでキープできるようになった、くらいの例は普通によくあります。

まあ、考えてみれば、日本語で読み書きできるなら、英語だって同じ言語。やり方さえ間違わなければ誰でもできるはずです。

どうやるかは、後でお伝えします。その前に来年以降、変わることを抑えておきますと、、、

大きく変わる学校英語の内容

中高ともに英語の内容が変わります。

▼中学校の学習指導要領 【2021年4月〜】
英語はいわゆる「オールイングリッシュ」（すべて英語での授業）が基本に

▼高校の学習指導要領 【2022年4月〜】
高校卒業までに指導する英語の語彙数が現在の3000語から4000～5000語に

今日は中学英語についてですが、今でさえ文法を軽視する風潮があるのに、オールイングリッシュになれば、ますます「わからない」が増える気がしますがどうなんでしょう。

英語が得意な子の勉強法

さて、中学で英語得意な子の多くがやっていることを2つ紹介します。ぜひ、マネほしいと思います。

1．教科書の予習と復習
2．別の教材もやっている

1．教科書の予習と復習

予習

まず、ニューホライズンの予習です。

学校の授業の前にやっておくことは次の3つ

①新しい単語の発音と意味の確認
②本文の音読
③本文の訳の確認

えー、辞書引いたり調べるのがめんどくさい？
安心してください。教科書ガイドに全部載っています。

発音や和訳もわかるので、これ1冊で予習OK

ちなみに、英語が得意になったある中学生は、かなり先まで予習が進んでいます。やる子はやってますね。予習にやりすぎはないと思って進めましょう。

音読を勉強の基本に

必ず音読します。音読しないと語学は伸びません。②で本文をスラスラ言えるまで繰り返し練習したら、定期テストで高得点は間違いないです。

本文音読の練習には、教科書ガイドの別売りCDもあると良いでしょう。

復習

予習後または学校の授業後にその範囲の問題集をやります。覚えきれていないところを何度も復習するようにします。ここで重要単語や文法事項もしっかり抑えておきます。

2．別の教材もやっている

定期テストは、1だけで高得点がとれます。でも、確認テストなどでは、読解力を問われます。

ニューホライズン以外の教材でも勉強しておくとよいです。

ただ、英語の教材って数多くありますね。何がいいか迷うなら「NHK基礎英語」は、自学するのに間違いないです。毎月500円くらいでクオリティーが高い講座です。

プラス入試対策

学力診断テストや入試問題を控えている中3生は、加えて早めに必要な対策をはじめることをオススメします。

以上、英語で悩める中学生の参考になれば幸いです。

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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

• 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
• 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと

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