成績が伸び悩んでいるとき・・・
ブログFROM ツバキ
早いもので、卒業まで、そして学年の変わり目まであと2ヶ月になりました。
この時期、中2生はいよいよ受験生。
中1生も、中学校に入って1年が経ち、勉強が難しくなってきた・・・と感じる人も増えてくることと思います。
「中学1年の春は400点近くあったのに、
今は300点くらいまで下がってしまった・・・」
などと、大幅な点数の下がり方を経験した人もいるのではないでしょうか・・・。
また、「一時期は点数や番数が上がったのに、また下がった・・・」
と伸び悩んでいる生徒さんやお家の方もいらっしゃることと思います。
これには、理由があります。
まずお伝えしたいのは、
小学校のときのテストはだいたいが100点を取れるようにできています。
それで、中学1年生の最初の中間テストも、平均点は400点くらい出ます。
でも、だんだん難しくなっていくんです。
だいたい中学1年生の1年間で80点くらいは下がるようになっています。
そして、中学3年生にもなると、学校によってバラつきはありますが、
確認テストなどは250点~320点くらいになってきます。
あなただけでなく、みんなにとって難しくなってくるんです。
私の中学1年生のときの先生が、
冗談めかしながらこんなことをおっしゃっていたことを思い出します。
「テストは我々教員と生徒の闘いだ(笑)」
100点は・・・・・・滅多に取れないと思ってください(笑)
そして、勉強を頑張っているのに・・・
家庭教師や塾、教材などをやっているのに・・・
一時期は上がったけど、また下がった・・・。
なかなか上がっていかない。
これも、よくあることです。
このとき一番避けていただきたいのは、点数や番数で毎回一喜一憂すること。
まず、勉強も部活も、スポーツも、何事も、
始めて最初はできることが増えていって”できる”と実感しやすいでしょう。
でも・・・その後も一直線にうまくなっていくことは・・・実際あるでしょうか・・・。
うまくいったり、いかなかったり・・・。
そこで、まだ自分の血や肉になっていないうちに、
やり方を変えたり、あきらめてしまうと、うまくいきませんね。
うまくいかなくても、繰り返して繰り返して、
それでもあきらめずに続けて初めて、ある時に「グン」と上がります。
(これをブレイクポイントと言います)
これは、私も中学生のときに実際に経験しました。
中学1年生の最初と比べると、
中学2年生になってから点数も番数も伸びなくなりました。
当然宿題もし、自主学習では進研ゼミを取っていたので、それらをやっていました。
やり方は、間違えたものはできるまで繰り返すこと、
解き方がわからないものは教科書を見たり、解説を読んでインプットしたり・・・。
でも、中学2年生のときは約1年、「点数・番数」という形では結果が出ませんでした。
特に足を引っ張っていたのは、数学と理科でした。
つらかったですよ。
やってもやっても、結果が出てこない。
歯車がかみ合っていかない感じ・・・。
もどかしい。
気持ちもつかれますよね。
中2の秋くらいでしょうか・・・。
担任教師との面談のときに、成績のことを相談しました。
そうすると、その先生は
「今は粘れ。ここでやめるな。やり続けたら、結果がついてくるから」
そんなふうにおっしゃいました。
正直、その当時ブレイクポイントとというものも知らなかったですし、
伸びる自信もなかったです。
でも、私自身あきらめが悪いですし、(笑)
先生を信じて続けてみることにしました。
中学3年生になって、最初の確認テスト。
ブレイクポイントでした。
中学3年間で一番良かったと思います。
その後ですが、
まさか、一直線で右肩上がりではありません。
新しいこと・難しい内容になっていったり、
ときには見慣れない問題に驚いてプチパニックになって、できるものも出来ないと勘違いしたり(笑)
(今では笑い話ですが)
点数の上がり下がりはありました。
20-30番くらい下がったときもありましたよ。
それでも、全体的な学力や学習体力がついたのでしょうか・・・。
ある程度のラインでじわじわ、ゆっくりと中3、そして高校と進めていくことができました。
自分でも経験しているので、
生徒さんたちには、
毎回の点数や番数で一喜一憂したり、
上がらないからといってすぐにやり方を変えたり、あきらめてほしくない・・・
ということを常日頃から思っています。
結果が出ること、実力(自分の血となり肉となる)がつくには、
時間がかかるものです。
でも、やったことは裏切りませんよ。
確実に自分の力になり、自分の味方になりますから。
ツバキ
(家庭教師のオアシス チューター/教務スタッフ)