子どもの学力を上げるたった一つの親の習慣
ブログFROM 笠井伸春
東大生へのアンケートで
面白いものがあったので紹介したいと思います。
東大生の親に共通することです。
本当に?それ関係あるのかな?と思うかもしれません。
それは・・・
家の人にしっかり話を聞いてもらっていましたか?
はい・・・90%
(回答: 東大生173人、プレジデントFamily編集部、東北大学川島隆太教授監修)
「帰宅すると『今日はどうだった?』と聞いてくれた。
悲しいことがあったとき、母に会えば、すぐに気持ちを話せる環境にあった」教育学部女子
「私の人間関係の話をずっと聞いてくれて、アドバイスしてくれた」理科二類女子
「家族みんなで、将来の夢を語り合ったことがある」文科二類男子
「今思えば、僕のくだらない空想の話を邪険に扱わず、何度でも聞いてくれた」理科一類男子
「ドッジボールの戦法を、母親と一晩中語り合った」 理科一類男子
・・・
親が話を聞いていると、なぜ、学力が伸びるのか?
話を聞くことと学力にどういう関係があるのか、
ということですが、
川島教授によれば
「話を聞いてもらうことが
心の安定につながり、
家で安心して暮らしていることで
落ち着いて勉強に取り組めます」
たしかに
「勉強しなさい!」としょっちゅう言われていては
落ち着かないし、勉強嫌いになっていきますよね。
自分からやる子は
やらないと怒られるから、
という理由では勉強しません。
知りたいから、楽しいから。
だから「勉強しなさい」ではなくて
話を聞くことなんですね。
先日、この話題になったとき、
「そうは言っても忙しくてなかなか話をする機会がない」
という方がいました。あなたはどうでしょう?
一緒に夕食をとって
食事中はテレビを消して話すようにする。
そういうことから習慣にしたいところなんですが、
仕事で遅くなる日が多い、ということもあるでしょう。
(僕もそうですが・・・)
食事以外で話す時間ができた、という例は・・・
「野球チームに入って、練習試合など移動が多くなり、
車の中で話すようになってよかった」
というお父さんもおられました。
塾の送り迎えの移動時間も
話を聞くのにいいですよね。
話を聞く時間、つくれていますか?
以上、何か参考になれば幸いです。
それでは、
今日も実りある1日を。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること
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