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知らないと解けない算数の問題

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FROM 笠井伸春

最近、知識を増やすことばかりじゃなくて
論理的に考える力も大事ですよ、と言われていますね。

確かに大事ですね。

でも、だからといってアウトプットばかり優先する学習は間違い。
まず知識がないと、アウトプットするものがないから考えようがありません。

 

わかりやすいのが中学入試。

高志中学の説明会では入試について
「特別な対策は必要ありません」
と言われます。

ところが、実際は知識がないと解けない問題が数多くあります・・・
というより、対策しないと手が出ません。

例えば、高志中学入試H27年にはこういう問題が出題されています。

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(1)の解き方は・・・
1~99までの4の倍数の数を出して(=99÷4)
1~9までの4の倍数の数を出して(=9÷4)

引けば・・・

10~99の4の倍数の数、
つまり聞かれている答えになります。

 

(2)は「集合」の知識が問われています。

4の倍数だけど6で割り切れない数の個数は・・・

(1)で出した4の倍数の数から
4でも6でも割り切れる数、つまり12の倍数の数を求めて
引けばいい。

(図を描けばわかりやすいのですが、文字だけだと伝わりにくいですね、多分、、、)

 

とにかく、、、

知らないと解けないか、
解けたとしてもかなり時間を使うことになるでしょう。

(これは数学の集合という範囲で
普通のカリキュラムだと高校で習います)

 

中学入試は関係ないという方も多いかと思いますが、これは一例。
知識の土台が必要ということですね。

発展問題に対策するには、
解法の知識の積み重ね、インプットをしていくこと。

インプットしていくと考え方が身に付いてくるので
思考する力のレベルも上がっていきます。

 

笠井伸春

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◆執筆者紹介

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笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。

高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り

「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

  • 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
  • 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること

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