夜遅くまで頑張っているのに、成績が伸びない理由
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9月3日は「秋の睡眠の日」でした。寝具メーカーが公開した「睡眠白書2026」で、平日に厚生労働省の推奨する睡眠時間を確保できていない生徒が、高校生で約7割、中学生でも45.6%にのぼるという調査結果が出ています。
「うちの子も夜遅くまで机に向かっている」と、心当たりのあるご家庭は少なくないかもしれません。
夜遅くまで頑張っている姿を見ると、大人はつい「よく頑張っている」と感じてしまいます。
その頑張り方が本当に結果につながっているかどうかは、別の話です。
高校生の7割が、平日の睡眠時間が足りていない
調査によると、厚生労働省が推奨する睡眠時間(中高生でおおむね8〜10時間)に届いていない高校生は約7割、中学生は45.6%でした。
部活動や塾が終わってから宿題や自主学習に取りかかると、就寝時刻はどうしても遅くなりがちです。
特に受験を意識し始める中3や高校生は、この傾向が強くなります。
確認テストや定期テストの前になると「昨日は夜遅くまでやってました」という声を聞くことがあります。
範囲が広いテストほど、詰め込みたくなる気持ちはよく分かります。
「社会的時差ボケ」という、聞き慣れない言葉
調査ではもう一つ、「社会的時差ボケ」という言葉が紹介されていました。
平日は睡眠時間を削り、休日にまとめて「寝だめ」する生活を続けると、体内時計がずれていきます。
これが「社会的時差ボケ」で、高校生では平均71.9分のずれが出ているそうです。
休日にたくさん眠れば平日の睡眠不足を取り戻せる、というわけではなさそうです。
月曜の朝がつらい、午前中は頭が働かない、という状態が続いているとしたら、量よりリズムの乱れが原因になっているかもしれません。
家庭でできるのは、寝る時間を「先に」決めること
管理するのではなく、まず寝る時間を家庭内で先に決めてしまうという方法があります。
「何時まで勉強したか」ではなく「何時に寝るか」を先に決め、そこから逆算して今日やることを選ぶという順番です。
大学受験の一般入試はもちろん、福井県立高校の入試でも学力検査の配点が大きく、日々の積み重ねがそのまま結果に出やすい仕組みです。
だからこそ、限られた時間の中で「分かったつもり」を残さないことの方が、長時間机に向かうことよりも効いてきます。
睡眠時間を削って一夜漬けで短期記憶で終わらせるのではなく、普段から頭がすっきりしている時間にコンスタントに勉強していった方が長期記憶になりやすいので、いつテストがあってもできる状態を作ることができます。
あなたのご家庭では、寝る時間をどう決めていますか?

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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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