中1で習った「図形の移動」、中3の今も説明できますか?
ブログ
塾向けの業界誌に、令和8年度の公立高校入試を全国で分析した特集が載っていました。
数学の見出しは「久しぶりだと意外に解けない」。しばらく出ていなかった素数や絶対値、循環小数の意味を問う問題や、図形の回転移動が、今年いくつもの県で一斉に顔を出したという内容です。
「え、そんなの出るの?」と感じたお母さん、お父さんもいるかもしれません。
福井の県立入試も、無関係ではありませんでした。
令和8年度の福井県立入試にも「意味を問う」問題があった
今年2月の県立入試(数学B問題)の大問1に、3辺の長さが3cm、4cm、√7cmの三角形について「どの角が直角か、それとも直角三角形ではないか」を選ぶ問題がありました。
計算はほとんど要りません。三平方の定理を「公式として使える」だけでなく、「逆も成り立つと分かっている」かどうかを見る問題です。
大問5では、四角形を直線を軸にして「対称移動」した図が問題の設定に使われていました。
対称移動は中1の「図形の移動」で習う内容です。中3の相似の証明の中に、中1の言葉が混ざっている形になります。
「言葉の意味を聞かれると手が止まる」子は、こういうところで点を落としやすくなります。
出ていない単元ほど、忘れた頃にやってくる
業界誌の分析では、教科書改訂で加わった「箱ひげ図」や「四分位範囲」のような単元はすっかり定着した一方で、数年間出なかった単元が復活しているとありました。
福井でも今年、度数分布表から正しい箱ひげ図を選ぶ問題が大問1に入っています。
学診や過去問を見て「最近出ていないから後回し」と判断するのは自然な流れです。でも、出ていない期間が長い単元ほど、作る側から見れば「そろそろ」になりますから。
確認テストや学診の点数が良くても、意味を聞かれる問題はまた別の力です。
家庭でできるのは「一言で説明させる」こと
対策は難しくありません。用語を一つ選んで「素数ってどういう数?」「絶対値って何?」と聞いてみることです。
答えが「えっと、なんか…」で止まったら、そこが穴です。教科書のその単元を1ページ読み直すだけで埋まることも多くあります。
教室でも、中3が過去問を解いたあとに「この問題で使った言葉、説明してみて」と聞くようにしています。
「解ける」と「説明できる」の間には、かなりの違いがあります。
入試の問題は、毎年見た目が変わったりします。
でも、定義やしくみを分かっていれば、見た目が変わっても慌てません。
以上、参考になれば幸いです。

友だち追加でブログ更新情報お知らせします。
▼ リンク
家庭教師のオアシス コースの案内(学生講師・プロ家庭教師が選べる)
オアシスの中学個別ゼミ(学習塾)
オアシスの高校個別ゼミ(学習塾)
◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
下記の公式LINEアカウントを追加していただくと、ブログ更新情報を通知します。また、1対1トークもできるようになります。お問合せ、ご見学、無料体験、入会のご相談などお気軽にどうぞ。
家庭教師・個別指導塾オアシス公式LINE ID: @cim4849p