「夏休みの友」を配らない小学校が増えているって、知っていますか?
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福井新聞に、こんな記事がありました。
県内の小学校で、長年配られてきた宿題冊子「夏休みの友」を採用しない動きが広がっているという内容です。
ある校長先生のコメントが目に留まりました。
「多くの課題を一律に与えると、課題を終わらせることが目的になってしまい、学びの定着や学習意欲の向上につながらない」
「夏休みの友」が消えていく理由
県教職員組合の担当者も、近年は夏休みの宿題を減らす傾向にあると話しています。
デジタル教材や市販ワークの選択肢が増えたことも、背景の一つのようです。
全員に同じ冊子を配るより、その子に合った量とレベルの課題を用意する。
そういう判断をする学校が、少しずつ増えてきているのだと思います。
一律の宿題が学びにつながりにくい理由
オアシスの指導でも、近いことを感じる場面がよくあります。
できる問題を大量にこなしても、力はあまり伸びません。
「分かったつもり」のまま次に進んでしまい、後で大きくつまずく原因になることもあります。
逆に、少し難しい1問をじっくり考える時間の方が、力になる場面は多いです。
「終わらせること」がゴールになってしまうと、考える習慣は育ちにくくなります。
例えば、同じ計算ドリルを10ページ埋めても、間違え方のパターンが同じままなら、そこで力は頭打ちになります。
その1問を立ち止まって見直す方が、次のテストの結果につながることは多いです。
これは冊子の宿題に限らず、家庭学習全般に言えることだと感じています。
量より「何が分かるようになったか」で夏休みを見る
夏休みも、後半に入りました。
お子さんの手元に、まだ終わっていないワークが残っている家庭もあると思います。
そこで大事にしたいのは、残りのページ数より「何が分かるようになったか」です。
苦手だった単元が1つでも「分かった」に変わっていれば、それは大きな前進です。
オアシスでは、夏の間にチェックテストで理解度を確認し、できている単元は思い切って減らし、苦手な単元だけに時間を寄せるようにしています。
生徒一人ひとりで、必要な量も必要な単元も違うからです。
「夏休みの友」がなくなっていく流れは、家庭にとっても「うちの子に合った量って何だろう」を考えるきっかけになるのではないでしょうか。
残りの夏休み、量より理解を意識してみると、2学期の入り方も変わってくるはず。
以上、参考になれば幸いです。

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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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