「赤本は秋からでいい」と思っていませんか?関関同立志望の夏にやっておきたい3つのこと
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福井から関西の大学、とくに同志社をはじめとする関関同立を目指す高校生は、毎年います。福井を離れ、京都や大阪で学びたいという気持ちは、とても前向きなものですね。
ただ、同志社志望の高3でも、「赤本は、もう少し力がついてから、秋でいいですよね」と考えている人は実は多いです。
その気持ちは分かります。夏は基礎固め、過去問は仕上げ、という順番は自然に思えます。でも、赤本を夏のあいだ閉じたままにしておくのは、少しもったいないところがあります。今日は、同志社志望の受験生が夏のうちに一度赤本を開いておきたい理由を、3つに分けてお伝えします。
まずは1年分だけ、「相手」を知る
赤本と聞くと、「何年分も解かないと意味がない」と身構えてしまいがちです。でも、夏にやってほしいのは、まず1年分だけ。
同志社には、全学部日程や学部個別日程など、受け方がいくつかあります。学部によって科目の配点も違います。1年分を通して解いてみると、「英語の長文がこんなに長いのか」「思っていたより時間が足りない」といったことが、はっきり見えてきます。
勉強は、ゴールから逆算すると道がはっきりします。点が取れるかどうかは、いまは気にしなくて大丈夫です。まず相手の姿を知ることが、夏の出発点になります。
「なぜ落としたか」を、そのままにしない
私大の過去問は、解いて丸付けをして、間違えた問題の正解番号を確認して終わり、になりがちです。これだと、せっかくの1年分が「作業」になってしまいますね。
マーク式の問題でも、「なぜその選択肢が正解で、自分の選んだものが違うのか」を一度言葉にしてみます。英語なら、読み違えた一文を、もう一度自分で訳し直してみる。ここを飛ばすと、「分かったつもり」のまま、本番でまた似たところで迷います。
時間はかかります。目安としては制限時間の2倍はかけたいところ。考えながら直した1問は、答えを写すだけの10問よりずっと力になります。
配点の重い科目から、夏の計画を立てる
同志社をはじめ私大入試では、英語の配点が大きい学部が多くあります。1年分を解いてみて「ここで差がつく」と感じた科目を、夏の中心に置いてみるのも一つです。
福井県内の高校の進度だと、夏前の時点でまだ習っていない範囲が残っていることもあります。だからこそ、何を優先するかを早めに決めておくことが大切になります。全部を均等にやろうとすると、途中で力尽きてしまいます。
赤本で見えた「足りないところ」を、夏のうちに一つずつ埋めていく。この積み重ねが、秋からの過去問演習を支えてくれます。
福井から関西の大学を目指すのは、下宿のことも含めて、大きな決断でもあります。
だからこそ、夏に一度ゴールを見ておくことには、意味があります。
全部を解き切る必要はありません。
まず1年分、相手の姿を知るところから始めてみるといいですね。

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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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