「一貫校の子に、もう負けてる気がする」そんな高校生に伝えたい3つの戦略
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高3の秋になっても、学校ではまだ数学Ⅲが終わっていない。一方で、他県の中高一貫校に進んだ同級生は、その範囲をとっくに終えて、もう志望校の過去問を解いている。
同じ歳の子の間に、これだけの「時間の差」があります。藤島や高志、武生といった県立の進学校に通うお子さんでも、カリキュラムの組み方そのものが違うので、進度では一貫校に2年近く離されていることがあります。
「もう追いつけないですよね」
面談でそう口にされる受験勉強に詳しいお母さん、お父さんも少なくありません。でも、本当にそうでしょうか。
先に進んでいる=有利、とは限りません
実は、早くから演習に入った子にこそ、危うさを抱えていることがあります。解き方を「パターン」として覚えてしまい、「なぜその式を使うのか」が説明できない。基礎が形だけになっている状態です。
問題数をこなしているうちは順調に見えても、初めて見る問題やひねった問題が出たときに、手が止まる。先取りは、必ずしも「貯金」とはいえないということ。
だから、2年離されているように見えても、勝負はまだ何も決まっていません。
福井の公立生が追いつく、3つの戦略
① 学校の進度を「待たない」
学校のペースに合わせていると、「足踏み」になってしまう時期があります。だから塾の役割は、教えること以上に「先に進ませる」ことでもあります。
参考書や映像授業を使えば、学校で1時間かけて教わる内容を、15分の読解と演習に圧縮できます。この「学習密度の差」が、物理的な時間の差をひっくり返す力になります。
②「なぜこの解き方か」を言葉にできるまで
公式ひとつ覚えるにも、「なぜこの解法が一番いいのか」を自分の言葉で説明できるところまでやる。一見、遠回りに見えます。
でも、この「基礎の解像度」の高さが、後半の応用期に効いてきます。1問を何度も繰り返して自分のものにした子は、似た問題が形を変えて出ても対応できますから。焦って問題数を稼ぐより、ずっと速い道です。
③ ゴールから逆算して、やらないことを決める
福井県の進学校は、共通テスト対策に力を入れる傾向があります。でも、難関大の合否を本当に分けるのは、二次試験の記述力であることが多いです。
金沢大学や福井大学、そのもう一つ上を目指すなら、早い段階で志望校の過去問を見て、「自分が戦う場所」を絞ること。全部やろうとするから、時間が足りなくなります。ゴールから逆に引けば、今やるべきことは驚くほど絞れることが多くあります。
2年の差は、埋められる
2年の差は、確かにあります。
でも、その差を埋めるのは「量」ではありません。
「勉強の質」と「逆算」です。
福井の受験生には、その戦い方があります。
先に進んでいる子をうらやむより、自分のゴールから一本の道すじを作ることですね。
以上、参考になれば幸いです。
追伸
オアシスの大学受験サポートコースでは、受験コンパスというシステムも使って、一人ひとりの志望校から逆算した学習計画を作り、毎週の進み具合を一緒に管理しています。「何を、どの順番で、どこまで」を見えるようにすることで、限られた時間を一貫校の子に負けない純度で使えるようサポートしています。気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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