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「分かったつもり」を見抜く3つのチェック|勉強の落とし穴には看板がない

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「猪が出ます!注意して下さい」と書かれた看板
(日曜日、堤防にて)

先日の日曜、いい天気だったので、足羽川の堤防沿いを運動がてらサイクリングしていました。

そうしたら、こんな看板が立っているんです。

「猪が出ます!注意して下さい」

ほんとですか、と。でも、木田地区にクマも出たくらいですからね。

こういう看板があるからこそ「ちょっとは気をつけて行こう」と思えるんですよね。誰も教えてくれなかったら、のんびり歩いていてばったり鉢合わせ、なんてこともあるかもしれない。

危ないところに看板を立ててくれている人がいる。これって、けっこうありがたいことだなと思いました。

でも、勉強の落とし穴には看板がない

一方で

勉強って、危ないところに看板は立ちませんね。

「ここ、分かったつもりになりやすいですよ!注意して下さい」
「この単元、3週間後に忘れます!」

そんなお知らせがあったらいいですけど、ありません。

「やったはずなのに、テストになると解けない」
「あのときは分かったのに、今やったら全然できなかった」

こういうのって、ほとんどが「分かったつもり」が原因。本人もそのときは本当に分かったと思っているから、たちが悪い。気づかないまま進んで、テストで突然「あれ?」となる。

「分かったつもり」を見抜く3つのチェック

じゃあどうするか。看板がないなら、自分でチェックポイントを置くしかありません。これだけやれば「分かったつもり」はかなり防げる、という3つを紹介します。

① 答えを見ずに、自分の言葉で説明できるか

解説を読んで「ふむふむ」となっただけでは、まだ分かったうちに入りません。

ためしに、お子さんに「これ、どういうこと?」と聞いてみてください。スラスラ自分の言葉で説明できたら本物。「えーっと…」となるなら、それは分かったつもりのサインです。

② 数日空けてから、もう一度解いてみる

その場で解けた問題は、解けて当たり前なんです。

大事なのは、3日後・1週間後にもう一度解けるかどうか。そこで初めて「身についた」と言えます。間違えた問題に付箋を貼って、後日もう一度。これだけでテストの結果がガラッと変わります。

③ 似た問題で、同じように解けるか

数字や聞き方を変えただけで解けなくなるなら、それは「やり方を覚えただけ」。

問題集を1問解いたら、似た形の問題をもう1問。これでパターンに頼っているのか、本当に理解しているのかが見えてきます。

看板を立てるのは、自分

勉強の道には看板が立っていません。だから、自分で立てるしかないんですよね。

でも、この3つのチェックを習慣にできれば、それが自分専用の「ここ注意!」の看板になります。最初は面倒に感じるかもしれませんが、慣れてくると「ここ、分かったつもりかも」と自分で気づけるようになる。

「やったはずなのに伸びない」と感じている方は、まずどれかひとつから試してみるといいですね。お子さんの「分かった」が、本物の「分かった」に変わっていくきっかけになれば幸いです。


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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

  • 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
  • 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと

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