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2019.11.05

おすすめ本「AIに負けない子どもを育てる」読解力アップ

ある先生から、勉強を教えている人は読んだ方がいい、と言われたのがこの本。

「AIに負けない子どもを育てる」というキャッチーなタイトルながら、中身は読解力に関することが中心でした。

なるほど、と感じたポイントをシェアたいと思います。

計算はできるけど、文章題が白紙 → 読解力を疑え

お子さんは文章題はできますか?

計算はできても、文章題になると白紙という場合、基礎的な読解力に問題があると思っていいでしょう。

著者の新井先生が開発したリーディングスキルテスト(RST)という問題の集まりの中に、次の二択問題があります。


・幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた。

・1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた。

以上の文は同じ意味でしょうか。

「AIに負けない子どもを育てる」(新井紀子著)より

もちろん違いますよね。
ところが、中学生の正答率は57%だったとのこと。

4割以上の中学生が上の2つの文を「同じ意味」と答えると言います・・・
これでは文章題も厳しい。

算数・数学だと、文章を図表に直して教えるとほとんどの生徒が理解できます。でも、文章→図表、ここが壁になっているんですね。

実際、マンツーマン指導でよくある相談が「読解力をつけたい」です。

読解力を身につけると人生が変わる

読解力を身につけると、文章題ができるようになる、それだけの話ではありません。社会に出てからもあらゆることに影響すると言ってもいいかと思います。

たとえば、読解力が不足していると、文もうまく書けません。

あなたが社会人なら、共感してもらえるかもしれないですが、大人でもありますね。

メールで送られた文章を読んでも、何がいいたいのかよく分からないとか・・・

いろんなことで損しているんじゃないのかな、と思います。

中高のうちに基礎的な読解力を身につけること。これは、必ずサポートしてあげたいですね。

小学校高学年で注意すべきこと

次の場合は注意が必要だと新井先生は言っています。

①暗記やドリルに頼る

②自己肯定感が低くあきらめやすい

③試行錯誤を怖がり他の人の作業を見てから作業をはじめる

④グループ活動で意見を言わない

次に、どうやって読解力アップのための具体的な手法についていくつかを紹介します。

小学校高学年〜 読解力アップのために

・新聞を読むこと。いくつかの新聞記事から興味のあるニュースを選ばせて読ませる。順番を決めてニュースを読み上げさせる。要約を200字程度、感想を200字程度で書かせる。

・算数、理科、社会の専門用語の定義を理解させる。たとえば、円周率が 3.14とはほとんどの生徒が答えられるが、それが、「円周の長さと直径の比」「直径1の円周の長さ」と説明できる生徒は極めて少ない。これは、「直径が2のときの円周を求めなさい」という問題ができることとは本質的に違う。

新しい言葉や定義が出てきたときは「○○とは?」と聞いて説明させるようにすること。

・「すごい」「とても」「〜と思った」「よかった」などの定型的な文体に逃げ込まないよう、制約をつけて表現を工夫させる。数量を用いたり、仮説を立てて、検証するような文章表現へとレベルアップさせる。

「AIに負けない子どもを育てる」(新井紀子著)より要約、編集しました

また、読解力アップへの指導方法に問題提起もありました。

読解力が高い人は、物心がついたときにはすでに読解力が高いので、「読めない状態」がどういうものか、実はよく分かっていない。どうしてそうなっているかもわからない。加えて「なぜ自分は読めるのか」という理由もわからない。

一方で、読解力が低い人は、「読めるという状態がどういう状態なのか」をまだ知らない。

読解力をはかるテスト(リーディングスキルテストRST)と分析方法、大人になってから読解力を向上させた体験談もあります。

Amazon:AIに負けない子どもを育てる 単行本 – 2019/9/6 新井 紀子 (著)

追伸1

昨日は11/4振替休日で、学診前日。中3生限定で教室開放しました。がんばれ!

追伸2 平日自習コース(自習ブース利用) あります

月曜〜金曜の13時〜18時、教室で勉強できるようにしました。
(月額)10,000円+税。浪人生・不登校生に

利用している大学受験生からは「自宅よりも、はるかにはかどります」という感想もらっています。


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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

  • 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
  • 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと

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