この問題解ける? 新傾向の高校入試問題 正答率6.8%
ブログFROM 笠井伸春
2017年 大分県 高校入試問題より(クリックで拡大)
これは、これからの高校入試や大学入試は
こうなっていくよ、というような新傾向の問題です。
正答率は6.8%
数学に自信のある人、
よかったら考えてみてください。
・・・
では、以下、解答例です。
ここでは、
真ん中の c を他の文字で表すという方針で解いてみます。
c = a + 6 (どこをみてもそうなってますね。以下同じように)
c = b + 1
c = d – 1
c = e – 6
この4つの式の両辺を全部、縦に足します(連立方程式の解き方のように)
4c = a + b + d + e
で終わり
・・・
言われてみれば、意外と簡単。
もうちょっと正答率が高くてもいいのでは?
と思いませんか?
多分、ほとんどの中学3年生は
解説されれば、ああそうかと
理解はできると思います。
でも正答率は6.8% 10人に1人もできませんでした・・・
実は今までにあまりなかったパターンの問題だったんです。
この何が新しい傾向かというと・・・
条件さえクリアすれば
正解が複数あること。
解き方によっては
いろんな答えが考えられます。
a=4c-b-d-e でもいいし、
c=(a+b+d+e)/4 でも正解。
条件付きで複数正解のある問題ですね。
だから戸惑ってしまってできなかった
という生徒が多かったと思われます。
来年以降、福井の入試でも出るかもしれません。
要チェックですね。
参考になれば幸いです。
それでは、
今日も実りある1日を。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること
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